特集記事

Panel Discussion 02パネルディスカッション第二部:世界目線に学ぶ

「小さな変化が世界を変える」

パネルディスカッション第二部イメージ

「Change is possible」

パネルディスカッション第二部イメージ

にしゃんた:スリランカは昔、セイロンと呼ばれていました。これは、もともと「セレンディピティ」という言葉がなまってできました。セレンディピティとは予期せぬ幸運という意味があります。これから長野県で始まろうとしているムーブメントは、実はセレンディピティの追求であるのではないでしょうか。素敵なセレンディピティに一人ずつが向き合える時に、我々は直面していると思います。今後の長野県の発展を楽しみにしています。

白河:まさに知事がおっしゃった「人生を楽しむことができる働き方・暮らし方」、そこをセットで考える。これは本当に重要なことだと思います。また今後、ますます社会に人工知能が浸透してくるでしょう。結果、人は怠け者になるのか、それとも共生の暮らしを確立するのか。まさにその分岐点に立っているのではないでしょうか。ぜひ、長野から素敵な暮らし方、そして働き方を発信してほしいと思います。

大和田:海のない長野県は川の上流に位置し、森を有しています。信州にとって森は重要な資源です。もう一度、足元に立ち返り、私たちの原点である森を見つめ直し、豊かな森を作っていくことが持続可能な社会を構築する方法だと信じています。そのモデルが海外へと広がれば、大きな社会貢献にもつながります。それが巡って新たな移住やサポートへとつながっていくはずです。今日をきっかけに、長野県の未来を考えていただければと思います。

パネルディスカッション第二部イメージ

エリカ:世界最長寿国の一つである日本の、かつ最も長寿な地域とされる長野県。ぜひ、素晴らしい食文化を誇りに思い、若い世代に伝えていってほしいです。次なるスーパーフードは、長野の伝統的な食事にあると思っています。美しくなる秘訣を絶やさないように長野県の素晴らしいライフスタイルを守っていってください。

鬼丸:私たちは講演でよく「微力だけど、無力ではない」という言葉を使います。小さな変化が世界を変えるということですが、この言葉は長野オリンピックの聖火の最終ランナーを務めたイギリス人の社会運動家クリス・ムーンさんの言葉に、インスピレーションを得たものです。地雷被害にあった彼は「Change is possible」と唱え、まず自分が始めれば世界は必ず変わると言いました。だから、ライフスタイルを自分から変えていくことで世界を変えていければと思っています。ありがとうございました。

谷口:皆さん、ありがとうございました。我々一人ひとりが「Change is possible」と主人公になって変わっていければ、世界も変えていけるはずです。以上で第二部を終了します。ありがとうございました。