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須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子の「須坂おもしろ人物記」vol.9『綿と羊毛とアロマで癒しを届けたい!』

須坂市その他

こんにちは!地域おこし協力隊の宮島麻悠子です。
須坂で活躍している方へのリレーインタビュー今回は日台美知代(ひだいみちよ)さんです。

日台さん

宮島:日台さん、というよりも「アロマのみっちゃん」の方がピンと来る方が多いかもしれませんね。具体的にはどんな活動をされているのですか?

日台さん:「誰もが簡単に楽しめるアロマテラピー」をモットーに、羊毛フェルトや綿を使った手芸・エアフレッシュナー作りワークショップなどをしています。5年前から高山や豊丘で、綿花の自家栽培もしています。3年前からは須坂クラシック美術館の庭でも育てているんですよ。

宮島:綿花を自分で育てているんですか!?すごいですね。羊毛フェルトや綿を使った手芸はどんなものなんですか?

日台さん:代表的なのが、私のオリジナル商品の「ふわふわラベンダーボール」です。説明するより実際作ってもらった方が分かりやすいので、やってみましょう!

まずラベンダーを綿で包み、ラベンダーにオレンジのアロマオイルを数滴ふりかけます。ラベンダーはリラックス効果があり、よく眠れるのですが、オレンジは気持ちが前向きになる効果があり、組み合わせるとよく眠れるプラス翌日元気に目覚められるようになります。

制作工程2
〈ラベンダーは相森中学校で育てているものを買い取って使用〉

 

さらに好きな色の羊毛でくるみ、羊毛フェルト用の針でチクチク刺して固定します。
そこにさらに別の色の羊毛をうすくかぶせ、チクチク刺してを繰り返し、色々な色が混じり合った感じにします。

制作工程
作品1
〈羊毛フェルト用の針には小さな溝がついていて、チクチク刺すだけで毛が絡まり形ができる〉

 

お花は小さく切った羊毛を半分に折ったものを1つにつき5枚、チクチク刺して固定し、真ん中にボール状に別の色の羊毛を固定したら完成です。

作品
〈一般的な羊毛フェルト手芸より、かなりふんわりした仕上がり〉

 

宮島:本当に初めてだったのでキレイに作れるか心配でしたが、意外と形になるものですね。

日台さん:そうでしょう^^ もともとアロマは好きで、JAA(日本アロマコーディネーター協会)のインストラクター資格を持っており、アロマスクールも主宰していますが、アロマオイルの瓶だけ持ってアロマの素晴らしさを語ってもなかなか伝わらなかったんですよね。それで、「難しいことは抜きにして、もっと手軽にアロマを楽しめるものを」と思って開発したのが「ふわふわラベンダーボール」だったんです。色々なご縁に恵まれて、須坂市内だけでなく黒姫や飯山でもふわふわラベンダーボールのワークショップを開催し、みなさんに楽しんでいただけています。ここ最近はコロナでイベントが軒並み中止になってしまい残念ですが、劇場通りに今年オープンしたペチャクチャハウスでは、感染予防対策を講じた上でワークショップを続けさせてもらっています。

宮島:なるほど〜!確かに、アロマテラピーを本格的に学ぼうとしたら、学ぶことが多くて躊躇してしまいそうです。でも、ワークショップで手を動かしながら「これは安眠効果があるから寝る前に香りをかぐといいよ〜」みたいに教えてもらうと、すんなり知識が入って来ますね。参加された方の反応はどうですか?

日台さん:簡単なので、お子さんから90代の方まで、幅広く楽しんでいただいていますよ。出来上がる作品も人それぞれ個性があって面白いです。本格的にワークショップを始める前、80代くらいの女性がワークショップに参加してくださった時の忘れられない言葉があります。その方はハンディキャップのあるお子さんの介護をずっとされていたのですが、帰り際に呼び止められて「こんなに楽しい場はこれまでなかった。ありがとう」とのお言葉をいただきました。こんなに人に喜ばれる経験は無かったですね。これがきっかけで、各地でワークショップをするようになりました。

宮島:素敵ですね!子育てや仕事に頑張っている女性は、どうしても自分が楽しむ時間は後回しになりがちですもんね。
ちなみに、綿花の自家栽培についても詳しく伺いたいのですが、きっかけは何だったんでしょう?

日台さん:高山で綿花の栽培をしている山本さんに呼ばれて畑に行った時、始めて綿の実が弾けているのを目の当たりにしました。それで、「これで何か作って!」と真っ白の綿を渡された時の温もりに感動して。最初は丸めて卵の形にし、「わたまご」というものを作りました。綿には少し油分があり、触っていると手がツルツルになるんですよ。それですっかり綿の魅力にとりつかれてしまいました。

宮島:今初めて実からはじけたばかりの綿を触らせていただきましたが、フワフワで気持ち良いですね!ふわふわラベンダーボールは羊毛でくるんでいますが、綿だけでも何か作れるものなんでしょうか?

日台さん:今まさに植物で綿を染めて、オール綿で作品づくりを始めているところです。基本白と茶色の綿を育てているのですが、茶綿が突然変異して、緑の綿ができました(笑)

綿
〈上が白綿、下が緑綿〉

 

宮島:なんと!でもキレイな色ですね。これからもどんな作品が生まれるのか楽しみです。
たくさん楽しいお話をありがとうございました。次の方をご紹介いただけますか?

日台さん:ペチャ*クチャ ハウス(NPO法人P・Kパラダイス)の横山さん。ちょうどそこにいるので(笑)ふわふわラベンダーボール黎明期から何かとお世話になっています。

宮島:ありがとうございます!というわけで次回のインタビューは横山励子さんに決定しました。お楽しみに!!

 

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(須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子)



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