移住関連情報

市町村で探す

歴史と風情ある蔵の町「須坂」~蔵(クラ)と漆喰(シックイ)のアンティークの意味で名付けられた!?『須坂クラシック美術館』をご紹介!

須坂市その他

◆須坂の歴史的産業遺産をご紹介◆
明治から昭和初期まで製糸業で栄えた須坂市は、今でも当時のまゆ蔵が残る町並みがあります。
その名も「銀座通り」。
中でも特に大規模な建築物の旧牧家は、現在「須坂クラシック美術館」として生き続けています。
展示している古い着物や羽織でオシャレを楽しんでいた当時の女性たちが、家の中にある急な階段をどうやって上り降りしていたのだろうか?と古き時代に思いを馳せること間違いなしです。
この歴史と風情ある町並みは、須坂市に移住された方たちにも驚きと発見、感動を与えています。
製糸業の成功により、財を成していた当時の暮らしを想像しながらご覧ください。

銀座通りに一歩足を踏み入れると代表的な町屋建築の須坂クラシック美術館(旧牧家)が迎えてくれます

 


玄関の引き戸を開けると、アッと驚くほどの奥行きと空間が広がります

 


 


 


高い天井とケヤキ1本物の梁が象徴的です

 


高い天井は障子戸の高さの2倍はあります

 


部屋の仕切りは厚い木の扉です

 


 


 


欄間も手の込んだデザインです

 


 


装飾やデザインは時代を越えても魅力的です

 


 


なんて素敵な明治時代のガラス戸なんでしょう


 


この出書院を支えている「持送り(もちおくり)」にも注目!
足元なので見逃してしまいそうですが豪華な亀と波の彫り物があります


 

座敷ごとに違った「釘隠し」がはめられています
こんなところにも工夫がされているなんて、さすが!
これは「鶴」

 「松」

 「柏」

 


 


急な階段ですが立派なケヤキ造りです

 


階段を横から見ると箱階段であることがわかります

 


 


当時は世情が不安定だったため「抜け道」がありました
2階から1階に出られます

 


当時の日用品や着物などが展示されています

 


 


 


 


 


 


 


 




平成7年の開館と同時に、横浜市在住の日本画家 岡信孝氏の寄贈による作品の展示が行われています。岡画伯はこのクラシック美術館(当時は旧牧家)に訪れた際、以前取り壊されてしまった自家の間取りと似ていることに驚いたそうです。当時の保存運動に共感したことで美術館として活用するため作品を寄贈し現在の美術館となりました。
 


 


 


「北信五岳」と明記された絵画もあります
きっと須坂市から望む美しい山々の風景に岡氏も感銘を受けたのでしょう

 


 


 


 


 


庭からは県立総合病院の信州医療センターが目の前に見えます

 


 


外から見ると当時を思い起こさせるような立派な窓が目を引きます

 


土蔵を支える「ぼたもち石積み」は自然の形を生かし隙間なく積んでいく高度な職人技です
本当にきれいに並んだ「ぼた餅」のようです

 


とにかく見る価値十分の歴史的建造物「須坂クラシック美術館」
見どころ満載で、きっとあなたも当時の暮らしがリアルに想像できると思います
そんな歴史ある須坂市で暮らしてみませんか?


 

2020年1月7日取材
須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子



掲載者及びお問合せ先【須坂市

ページTOPへ