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移住者受入協力求人企業が増えました!【移住支援信州須坂モデル】『楠ワイナリー株式会社』~人々を幸せにするワイン造りを~

須坂市仕事
楠ワイナリー「人々を幸せにするワイン造りを」
代表者名:楠 茂幸 
従業員数:4名
創  業:2010年(平成22年)、ワイナリー開設は2011年11月
事業内容:ブドウ栽培と自社栽培ブドウを用いたワイン造り及び販売

 

楠ワイナリーは須坂市仁礼地区の一角に位置し、温かい木目の壁と色鮮やかな紫の看板が印象的な建物です。
須坂市唯一のワイナリーで、季節によって里山の新緑や紅葉が身近に味わえる場所にあります。
須坂市出身の醸造家として、またブドウ栽培家として楠ワイナリーの代表を務める楠 茂幸社長は現在61歳。
ワイナリーを起業するまでの経過や社員の働き方について話を聞きました。


 

●理系出身からワイン醸造家の道へ
楠社長は1958年生まれ。元々実家は農家というわけではありませんでしたが、生まれ育った須坂市の自然豊かな環境が現在のワイン造りの原点にもなっているようです。
「幼い頃から果樹畑に囲まれた環境で育ったこともあり、ゆくゆくは自然が多くある地元の須坂市で暮らすことを考えていました。少年時代の日本は高度経済成長期の真っ只中。時代の影響もあってテクノロジーに関わりたいと思う気持ちが芽生え、須坂高校を卒業後し東北大学工学部へ進学しました。若い頃は未だ見ぬ世界への憧れから、海外にも目を向けていました。大学卒業後は東京の貿易会社と航空機リース会社に勤務し、シンガポールに10年間駐在した経験もあります。42歳の時、20年間のサラリーマン生活を終え、病気で倒れた父の看病に専念するため、ふるさと須坂に戻りました」
父親が亡くなった後、楠社長はワイン醸造学とブドウ栽培学を学ぶためにオーストラリアの大学に留学しワイン造りへの第一歩を踏み出しました。


 

●2020年で10年目を迎えます
楠社長は2004年から故郷の須坂市で新規就農し、ワインぶどうの栽培を手掛けることになりました。最初は畑もないところからの出発だったそうです。努力の積み重ねにより、2010年(52歳)に楠ワイナリー株式会社を設立、翌年ワイナリーを開設しました。ブドウ畑も徐々に規模を広げながら栽培と醸造を行い、現在は数々の賞を受賞するワイナリーへと成長を遂げています。
「農業とは無縁の中で育ちましたが、もともとワインは好きで興味がありましたし自分がやりたかったことでした。ワイン造りはサイエンスに基づく芸術だと言いますが、自分が大学時代に学んだことと通じるものがあると思います。来年(2020年)は会社設立から10年の節目を迎えます。現在はワインの他りんご栽培も手掛けシードル造りも行っています。今後も高品質で人々に喜ばれるワインやシードル造りを目指していきます」


ブドウ畑

工場内の様子


ショップ内

 

●社員の働き方と求める人材
「楠ワイナリーのショップ定休日は水曜日と木曜日ですが、社員は畑の作業等で出勤します。春以降から10月頃までが特に忙しい時期になります。フランス種のブドウは病気になりやすいため、心を配りながら栽培を行っています」
「求める人材は、ワインが好きな方またブドウの栽培に携わりワインの勉強をしたいという方がいいですね。何よりも熱意がある方でソムリエなどの資格や経験があれば尚良いです。ワイナリーでの仕事はブドウの栽培からワイン造り、販売までをトータルして行います」
楠ワイナリーは年に4~5回、収穫会やマルシェなどのイベントを開催し多くのお客様で賑わいます。日頃も北は北海道、南は九州まで日本各地からワイナリーの情報を得たお客様がお店にいらっしゃるそうです。ワイン造りへの情熱に加え、接客が得意という方もこの仕事に向いているかもしれません。


 

●幸せを届けるワイン造り
楠ワイナリーで造られたワインはこれまで数々の賞に輝いており、2016年に軽井沢で開催されたG7交通大臣会議の歓迎レセプションでは「シャルドネ2014樽熟成」が採用されました。楠社長のこれまでの熱意と努力によって日本のワイナリーから世界のワイナリーへと発展を遂げています。
また、東京や名古屋などのレストランが企画するイベントで楠ワイナリーのワインをお客様に提供したいと声もかかるそうです。
店舗の一角には、地元の仁礼小学校の生徒たちが寄せた見学お礼メッセージが飾られていました。「大人になったらワインを飲んでみたいです」という子どもらしい可愛いコメントが多い中、「ワインは人を幸せにすることがわかりました」という感想には私も感動してしまいました。

楠ワイナリーがある仁礼地区は見晴らしも良く、多くの自然に囲まれながら働ける最高のロケーションです。ブドウ栽培から醸造、販売までを行い、お客様と直接関わることでも大きなやりがいを得られるはずです。
人々に幸せを届けたい、人々に喜んでもらえるワイン造りに携わりたいという方は信州須坂移住支援チームまでどうぞご相談ください。

 

◆採用情報と応募について
楠ワイナリーでは、自社でブドウの栽培からワイン造りと販売までを行っています。高品質のワイン造りを目標に、それを支えるブドウ作りを畑の拡大とともに挑戦し続けています。資格や経験のある方はもちろん、ワインへの熱意がある方を求めています。会社説明・見学会も随時受け付けていますのでお気軽にお問合せください。


 

<お問合せ先>
楠ワイナリー株式会社
〒382-0033
長野県須坂市亀倉123-1
電 話 026-214-8568
FAX 026-214-8578
https://www.kusunoki-winery.com/


 

★Iターン移住で働く社員もいます
楠ワイナリーに就業して約2年になる岩崎正知さんは、2018年2月に東京から須坂市へ転入され、念願の移住を果たしました。岩崎さんはワインソムリエの資格を活かして働いています。
・岩崎さんの移住体験談はこちらをご覧ください
https://blog.suzaka.jp/ijushien/2018/07/19/p35246


 

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(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)



掲載者及びお問合せ先【須坂市

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