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須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子の須坂おもしろ人物記vol.4「真摯にお客さんと魚に向き合う鮮魚店主」

須坂市その他

インタビュー第三号は、鮮魚店「坂詰商店」のご主人「坂詰久さん」です。

坂詰さん


●創業130年以上の老舗鮮魚店
 

宮島:まずはお店のことをお伺いしたいと思います。坂詰商店さんは創業して130年以上の鮮魚店とのことですが、ルーツはどちらなのでしょう?

坂詰さん:もともとは新潟の方から魚の行商に来ていた人が定着したのが始まりだと聞いています。自分が知っている中で一番古い人はひいおじいちゃんですね。長野県は海が無いから、北信で鮮魚店をやっている人はだいたい上越の方から来ているんですよ。

魚1 魚2
その日の朝仕入れたばかりのみずみずしい魚介類

 

宮島:小さい頃から鮮魚店で育ってきて、魚には興味はあったのですか?

坂詰さん:鮮魚店自体にはさほど興味は無くて、料理の方に関心がありました。でも結局料理の道には進まず、高校を出てすぐ上田の市場で働きました。1年目は青果で、2~5年目は鮮魚を担当し、現場で魚の目利き、流通などについて学びました。魚自体食べるのは好きですし、水族館も好きですよ。でも「これは脂がのってそう」とか「これは大きすぎてダメだな」とか、普通の人とは違う視点で見てしまいます(笑)

宮島:魚屋さんは見るところが違いますね!坂詰さんの好きな魚ベスト3を教えてください。

坂詰:1番は穴子、2番はイカ、3番はコハダ
お寿司が好きなんです(笑) 穴子とイカは天ぷらも美味しいですね。
マグロは部位やモノによって善し悪しが激しいので、あまり上位ではありません。


 

●スーパーやコンビニが乱立する状況の中、鮮魚店が提供できる価値とは?

宮島:
仕事する上で大切にしていることは何ですか?

坂詰さん:・第一は健康管理ですね。休めないので(笑)
・第二に情報収集。うちは取引の8割は飲食店への卸なのですが、今どんな魚の水揚げが多いか、これからどんな魚が市場に出てくるか、この魚はどこでどんな方法で捕られたか、価格の見込み、市場が休みになる年末年始やお盆のスケジュール、天気の変動には細心の注意を払って、最新の情報を取引先へ提供するよう心がけています。新鮮で質の良い商品を届けるのは当たり前。お客さんが欲しい情報を先回りして提供し、「かゆいところに手が届く」コミュニケーションができることがうちを使う「価値」だと感じてもらえるように。
・第三にお客さんとのコミュニケーション。配達に伺う時は必ず卸した商品の評価を尋ねるようにしています。「自分ではあまり自信がないのですが」と言いながら卸した商品が意外に良いこともありますし、逆の場合もあります。市場で働いていた間も魚の目利きは学んでいましたが、同じくらい日常の取引で学ぶことも多いです。

宮島:これからやりたい事はありますか?

坂詰さん:店を完全に鮮魚専門店にしたいですね。現状は鮮魚の他にも食料品全般を取扱っていますが、コンビニやスーパーが周囲に増えている中で同じような商品を売り続けるより、鮮魚に特化して差別化を図りたいと考えています。

宮島:須坂のいいところは何ですか?また、これからの須坂に期待することは?

坂詰さん:いいところは、まちを良くしようと頑張っている人が多いところ。そして個性的で面白い人も多いですね。期待することは、古くからの建物や文化が受け継がれながら「住みやすいまち」であること。須坂は近代化されるべき場所ではないですし、いわゆる観光地とも違うように感じます。臥竜公園や米子大瀑布などの素晴らしい自然はたくさんの人に知ってもらいたいですが、あくまでも住む人が「心地よい・ここに住んでいてよかった」と思えるまちであることが大事だと思います。

店舗

宮島:そうですね、まずはここに住んでいる人が幸せになって、それを魅力だと思う人が外部から訪れる、というのが本来の姿なのではないかと思います。貴重なお話をありがとうございました!
次にインタビューする方をご紹介いただきたいのですが、どなたが良いでしょう?

坂詰さん:お寿司・日本料理店「松風」の丸山敦史さん。こちらも創業100年以上の老舗です。彼は3つ年下なのですが自分のスタイルを持ってお店をやっている印象ですね。

宮島:ありがとうございます。というわけで次回はお寿司・日本料理店「松風」の丸山敦史さんに決定しました。次回もお楽しみに!!


(須坂市地域おこし協力隊 宮島麻悠子)



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