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〈移住者のリアルな体験談〉普通の会社に転職し普通の暮らしを希望する皆さん!須坂市では普通の移住を応援します!!

須坂市仕事

2022年3月に神奈川県から須坂市に移住した高根さん(29歳)は、移住者受入協力企業の北信タクシーに就業し、かねてから希望していた信州暮らしをスタートさせました。
「なぜもっと早く移住しなかったんだろう、地方暮らしは自分に合っている」と話してくれました。
初めて移住相談を受けたのは2021年10月東京で開催されたふるさと回帰フェア。
移住に至るまでの経過や思い、現在の須坂市での暮らしについて話を聞きました。
(※風景写真はご本人から提供いただきました)

運転席

●30歳までに移住を決めていました
「幼い頃から家族でよく長野県に遊びに訪れていたので、以前から須坂市のことは知っていました。大学を卒業したら長野県で就職したいと考えていたこともあるくらい信州が好きでした。神奈川県の実家はビルの管理をしていたため、自分はこのままここに住んで家を守らなければいけないのだと思っていました。正直、ビルの管理をしていくことに前向きではありませんでした。そんな自分を知ってか、母親から「長野県に移住してみたらどう?」というアドバイスがあり、30歳を前に移住に向けて行動してみよう!という考えに行きつきました。なかなか言い出せなかった父への報告はいちばん最後になってしまいましたが、「好きにやってみなさい、無理はするなよ」と言われたことでホッとしました。こうして家族の理解も得られ、大学の卒業当時から抱いていた信州移住の夢に一歩近づくことができました」

桜1

桜2

●動き出した須坂市への移住計画
「東京の銀座NAGANOで移住相談をしたところ「近々ふるさと回帰フェアがあるので参加してみては?」と情報をいただいたのがきっかけで、2021年10月に東京国際フォーラムの会場で初めて須坂市に移住相談をしました。当日は北信の各市町村をまわりましたが、その中で須坂市は、移住に優しい町だなと感じました。幼い頃に訪れた臥竜公園や蔵の町並みの印象が深く残っていたこともありました。最終的には須坂市と中野市の2市に絞りましたが、仕事の種類が多く自分に合うものがあった須坂市を選ぶことに決めました」

駅前

村山橋

●タクシーの運転手になりたい
「須坂市に移住相談をしていた当時は、まだ前職の介護施設に勤務をしていました。移住後どんな仕事に就こうか考えたとき、介護施設で経験していた送迎の運転手を生かそうと思い浮かびました。須坂市で紹介していた移住者受入協力企業の北信タクシーの運転手の求人に興味が湧き応募することに決めました。それまで勤務していた介護施設は、大学を卒業して以来7年間勤めてきた仕事だったので思い入れもあり、なかなか最後の決断に踏ん切りがつきませんでした。信州須坂移住支援チームにも自分の気持ちを伝えながら相談すると、時には厳しく自分のことを思っていろいろなアドバイスをしてもらいました。少しずつ気持ちを固めながら、北信タクシーとも連絡を取り合い転職移住への計画を進めていきました」


桜7

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●仕事と住居の決定、そして移住
「2021年12月に北信タクシーの駒津社長と面談を行い、課題の作文を書いたところ、伝わってきたよと駒津社長から感想を伝えていただきました。年が明けて2022年1月に内定をもらい、3月に移住するまで仕事の整理で月日を待っていただきました。いろいろ考慮していただけたことは本当に感謝しています。住まいは最終的にアパート3件くらいに絞り込んで決めました。物件の決め手は希望していた駅近だったことです。スーパーは市街地に数が多いので困らないですし、駅から徒歩2分という立地でありながら夜がとても静かです。虫の声まで聞こえます。もちろん車社会の長野県なので駐車場は無料で1台付き。車は移住後に購入しました。住まいが決まると同時に、住んでいた部屋の片付けや引っ越し準備を始めました。整頓する際は、正直、寂しい気分にもなりました。無事に移住してからは不思議なほど直すぐに慣れました。「なぜもっと早く移住しなかったんだろう」と思えるほどでした。大学時代の友人も隣の長野市にいたので心強かったです」

桜3

桜4

●目指すは須坂を代表するタクシー運転手に
「移住後は2種免許を取得するために駒ケ根市にある専門の教習所に通いました。無事合格し、念願のタクシー運転手として業務に携わることになりました。北信タクシーの社員の中には移住者で活躍している方もいて大変刺激的でした。勤務中、お年寄りをご案内することが多いのですが、時にはお話に付き合うこともあります。到着すると喜んでいただき「ありがとう」の言葉がとてもうれしいです。きつい勤務の時も励みになる一言です」

新人

「うれしいことに先日は早くも指名をいただきました。東京から観光で訪れていた年配のご夫婦でしたが、おいしいランチをしたいと希望され、普段からよくお客様のリクエストを受けていた蕎麦店をご案内しました。ランチの営業時間が終了間際だったので店に確認の電話を入れたところ、了承してもらい安心してご案内しました。移住して間もなかった自分でしたが精一杯考えてご案内ができ、自分も移住者という話から気に入ってもらい帰り道の際に指名していただきご案内に努めました。社員さんたちからは道を覚えるのが早いと言っていただき、とても励みになっています。空き時間があれば市内の地図や資料を何度も開いて見るようにしています」

まちなか

神社

●須坂市の生活環境
「田舎暮らしを選んで良かったのは、空気がきれいなことです。歩いているだけで感じます。以前の神奈川県の暮らしと比べると時間に追われなくなりました。都会のせかせかした雰囲気とは違って、須坂市の暮らしはゆったりしているのを実感しています。移住後は大好きな電車を乗り継いで北信五岳の斑尾山の方まで行ってきました。また長野駅を経由して新幹線で金沢まで行ったりもしました。長野電鉄があるので新幹線とのアクセスも良く、東京方面も金沢方面も1時間半といえば移動ができます。最近は車を購入したので、今度は大好きな山だけでなく温泉などいろんなところに行ってみたいです。とにかく移住してお金のありがたみを感じながら生活が出来ています」
キャンプ場

冷やし中華

●移住を希望する皆さんへ
「移住してから初めて神奈川県の実家に帰省をした時、地元の雰囲気が「自分には合わないなあ、29年間も住んでいたのに・・・」と感じました。不思議な感覚でした。須坂市の環境で感じるのは何と言っても里山に囲まれていることです。山があると落ち着くんです、自分には須坂暮らしが合っていると思います。自分も課題を乗り越えて移住しましたが、現在は良かったと思えることばかりです。移住を希望されている皆さんも、それぞれの課題があってなかなか行動に移すのは難しいと思いますが、よく考えて決断できればいいのではないでしょうか」

社長とツーショット
駒津社長と

(2022年7月インタビュー)
取材者:須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子

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須坂市子育て支援イメージ02

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