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    移住者体験談

    畑というフィールドの可能性

    東京都 箕輪町 教育・子育て農林業・自然と働く

    高田さんち

    移住先 箕輪町
    移住年月 2011年3月
    年代 40代
    家族構成 夫婦 長女・次女・3女
    職業 ぶどう・りんご農家
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    農家という選択

    「もともと、地域の人と何かやるのが好きだったんですよね。その中で地域とつながりながら生活を営む農家に惹かれていくものがありました。はじめは『農業やったことない人が、農業、しかもぶどうなんて無謀だ』と言われましたよ。でも、箕輪町のいろいろな方たちの助けがあり、今、自分の農園の経営をスタートさせることができています。」

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    家族とじっくり1年かけた準備

    「毎年、家族で伊那谷に遊びに来て、住みたい気持ちが強くなったかな。田舎に住むとなったら、土いじりという要素が必要になると感じていたんです。そこで近隣地域で行われている就農準備校のイベントに、毎月1泊2日で1年間通い続けました。農家さんの畑にいって、いわゆる農業体験です。その中で、子どもも自分たちも皆『農』は嫌いじゃないな、こちらで暮らしていけるなと手ごたえをつかみました。」

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    子どもたちの生活を考えた家探し

    「移住で大変だったことは家さがし。畑は役場やJAの皆さんのおかげでいい場所に決まったんですが、住む家がなかなか決まらなくて。子どもたちが学校に通いやすい場所で、農家として道具や収穫物を置くスペースのある1戸建てが必要でした。その後小学校やJRの駅が近い場所に家が見つかり、長女は吹奏楽部でがんばっています。」

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    畑というフィールドの可能性

    「先日、うちの収穫祭として、ぶどう畑のなかで一日限定のOpenCafeを開いたんです。田舎のすごいところは何かやりたいと思ったら、その道のプロがあっという間に集まってくれること。ぼくは『畑』という空間から、彼らと子ども~大人まで楽しめる新しいことを提案していきたい。」

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    子どもたちへ伝える

    「地元の小学校の子どもたちへ、年間を通して農業体験の授業をしています。面白いのは子どもたちが栽培~販売まで関わっていること。今年は最後に収穫したりんごを地元の直売所で売ったんですよ。収穫で終わりではなく、自分たちが半年間関わったりんごをどうやって消費者の皆さんに買ってもらうか。子どもたちも自分で工夫を重ねていましたよ。」

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