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    移住者体験談

    キラキラじゃない普通の生活を手に入れるのが移住でした

    神奈川県 須坂市 信州で働く農林業・自然と働く

    北 直樹

    移住先 須坂市
    移住年月 2022年8月
    年代 30代
    家族構成 夫婦
    職業 地域おこし協力隊
    ●移住先を決めるまでの画像

    ●移住先を決めるまで

    はじめまして。
    2022年8月1日より須坂市地域おこし協力隊へ着任した北直樹と申します。
    1986年7月3日生まれの36歳です。
    出身は石川県金沢市で大学時代より京都、大阪、東京、神奈川と仕事の転勤生活を経て、この長野県須坂市に移住をしました。
    移住前に住んでいた川崎市では武蔵小杉というタワーマンションが建ち並ぶエリアに住んでいました(残念ながらタワマン族ではありませんが・・・)
    都会は都会で好きだったし、その生活の便利さは捨てきれないものがありました。

    幼少期から自然が好きだったことや、仕事で初めて長野県に来た際に山々の雄大さや、その景色、標高の高い町に圧倒され一気に好きになりました。
    その後、コロナ渦で都会での生活を重ねていくうちにコンクリ建造物やタワマンではなくもっと自然が見たい!と強く思うようになり、いくつかの移住先候補地を引っ提げて妻と移住先探しの旅をしました。
    移住先の候補地として重要視したのが「都会からちょっと離れるけど、便利な生活は続けたい」というところでした。
    初めての須坂旅行で「ゲストハウス蔵」を利用し、スタッフの優しさや長野愛に包まれ、「みのり」さん「枠屋」さん「Takibi」さんなどの魅力的な飲食店も多数ご紹介いただきました。
    また駅周辺に有名スーパーなどが集まり、ファーストフード店も出店、さらに2024年にはイオンモールも出店すると聞いて、まさに思い描いていた「都心部からちょっと離れるけど、便利な生活」が出来るなという思いでした。
    それよりも一番大きかったのは妻の「ここがいい」という一言でした。
    自分と同じように長野を好きになってくれる、馴染んでくれる、というのは知り合いのいない2人にとって一番大きかったことのように思います。後日談ですが、妻は「みのり」さんや「枠屋」さんが美味しかったからそう言ったそうです(笑)

    ●行動で心の葛藤を乗り越えましたの画像

    ●行動で心の葛藤を乗り越えました

    移住先を決めてからは「転職」が一番大きな悩みとなりました。
    私は機械メーカーで14年営業職をしておりましたが、地方で出来る仕事があるのか?と常々悩んでおりました。物を売るだけで、作れない。手に職がない。そんな心の葛藤がありました。
    また元々移住前から転職活動をしていた私は現職で評価制度や年功序列的風習に自分自身への危機感を強く持っていた(ダラダラと歳を重ねてしまう・・・と)ので、前職と同じような働き方では長く続かないな・・・と感じていました。
    須坂市では信州須坂移住支援チームが転職移住を進めていますが、たまたまゲストハウス蔵で紹介してもらった「地域おこし協力隊」というものに興味を持つようになりました。

    須坂旅行の一週間後に「地域おこし協力隊 報告会」が開催されていたので、再度足を運ぶことにしました。
    そこで知り合った隊員の方で、同じ川崎市から夫婦で移住していたことや地域おこし協力隊や須坂生活についての情報(忖度のない赤裸々な情報)を知る事が出来、一気に移住・転職へ舵を切ることが出来ました。
    あの時に隊員の方から話を聞けていなければ、今の移住は無かったかもしれません。
    そして最後には妻が「この仕事を通してなら今の悩みも改善されるのでは?」といった後押しも大きく影響しました。

    ●便利な田舎で「なんちゃって田舎暮らし」の画像

    ●便利な田舎で「なんちゃって田舎暮らし」

    「家庭菜園がしたい!」
    「家からいい景色が見たい!」
    「都会では住むことのできない大きさの家、隣人や上下階の人を気にせずに生活したい!」
    という理想を掲げ、家探しをしました。
    築年数は古かったのですが家賃5万円という安さと、2台分の駐車場や家庭菜園もできる大きな庭、2階からの景色が良い家に出会い、妻の「ここでいいじゃん」で即決しました。
    元々趣味だったDIYもOKだったので、マンション以下の初期費用だったので老朽化したところの改築に充てることにしました。
    その際もスーパーやホームセンターが近く、また困ったときは長野市も車で20分程度なので何度も往復しました。
    また庭には昔、何か動物が居たであろう獣道が残るほどボウボウに草が生えており、手入れにかなりの手間がかかりましたが、手入れが終えると気持ちの良い空間に生まれ変わりました。
    そんな「なんちゃって田舎暮らし」が出来る小さな都市「須坂」。それが魅力なのかもしれません。
    後日談ですが、妻が家を即決した理由は私が勝手にDIYでキレイにしてくれると思っていたから決めたそうです(笑)

    ●隊員として今後やってみたいことの画像

    ●隊員として今後やってみたいこと

    私が住んだ家も元々は空き家で、この地域にはまだまだ魅力的なポテンシャルを秘めた空き家が沢山眠っています。そして都心部からそう遠くもない生活も出来ます。
    同じような理想、悩みを抱えている方が都会には沢山居ると思っています。
    そんな方々にご紹介出来るような「空き家バンク」活動を積極的にやっていきたいと思っています。

    また幼少期から「りんご」への想いが強く、りんごを使った6次産業を何か出来ないか?
    りんごジェラートの販売。休耕地を利用してサブスク方式の果樹園が出来ないか、コンテナハウスでの農泊共同生活空間の提供。元隊員が起こした起業(ソルガム)、アウトドア・・・など、やりたいことが多すぎて今は渋滞気味なので、まずは一か月、ほかの隊員との同行で周囲をしっかり見ながら、自分のやりたい道へ突き進みたいと思っています。
    今はとにかく与えられた業務を「がむしゃら」にやって、地域の方達との親交を深めていきたいという気持ちです。

    ●移住を希望する皆さんへ~須坂市で今を生きるの画像

    ●移住を希望する皆さんへ~須坂市で今を生きる

    地方移住は良いことばかりがクローズアップされがちですが、実際にはいろいろなことがあります。私も車の購入などでかなりの初期費用が出ました。これは都会と比べると最も大きな違いです。自然なので虫も沢山出ます(笑)大きな虫を見すぎて私も妻も逞しく成長しています。
    そして何より、ここ須坂は「普通」の生活です。
    かっこいいことも無ければ、キラキラしているわけでもありません。
    この「普通」の生活を許容出来るか、今ある「普通」を捨てて新しい「普通」の生活にシフトチェンジ出来るか、移住って実はこれだけだったんだな・・・と移住後に思いました(YouTubeとかでキラキラしている人を見すぎて、勝手に壁を作っていた)
    もし悩んでいる方がいたら移住支援チームが毎日情報発信をしているので、SNSやYouTubeをチェックしてみてください。私はこのSNS発信を継続している移住支援チームの活動に「移住者に優しい須坂」という印象を持ちました。そして今のところ裏切られていません(笑)今の時代、情報発信は大切です。市が移住者目線で情報発信しているかどうか?ここは移住に於いて大きなポイントだと思います。
    毎日発信している地域はそう無いので、情報はここから十分得られると思います。
    あとは現地へは何度も足を運び、住民の方にしっかりと情報収集してください(自分は4度ほど須坂を偵察しました)
    そして最も大事なのは家族です。
    私は妻と毎日毎日沢山話をして決めました。妻が私の意見をいつも尊重してくれたので決めてからはとにかく早かったです(笑)
    須坂移住で検討されている方は、見て感じた須坂を思ったままに、家族とたっぷり話し合って後悔のない選択をして欲しいです!

    この一か月で須坂に住む先輩達(20代~80代まで)の「この地域を守りたい!」という思いを沢山見てきました。ずっと歳を重ねるのが嫌でしたが、素敵な方々に出会えて、こんな大人になりたいな、と思うようになりました。
    皆様のご期待に少しでも応えられるよう、今を精一杯生きたいと思います!!!!

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