移住者体験談
工藤夏樹・奈津美夫妻
移住先 | 飯島町 |
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移住年月 | 2020年 2月 |
年代 | 30代 |
家族構成 | 夫婦 |
職業 | 地域おこし協力隊、アスパラ農家見習い |
●移住歴と移住のきっかけを教えて下さい●
移住して6か月です。
混雑していて色々な点で飽和状態になっている都会の環境を抜け出そうと東京の移住フェアに参加したときに、飯島町の存在を知りました。
実は最初から長野県を希望していたわけではありませんでしたが、移住リサーチに来るたびにどんどん飯島町のファンになりました。
移住担当者の方がとても積極的で、移り住む前に町内の案内をたくさんしてくれたり、地元住民の方々、先輩移住者の方々とも繋いで下さったりしてとても安心感があり、半年かけて移住を決めました。
●移住後のお仕事について教えてください●
ご主人
僕は、田舎の生活の中で手に職を付けられたらと、地域おこし協力隊として飯島の特産で相撲の土俵にも使用されているわら細工の制作と伝承に関わらせて頂いています。前職は会社員でわら細工は未経験でしたが、職人さんの熱心な指導のおかげで、『猫つぐら』と『円座』を完成させることができました。作業の中で手の皮がむけてしまう事がありますが、一つの事に集中し完成した時は嬉しかったです。
また、藁の生産のために稲作にも参加しています。田植え、稲刈り、農機具の扱い方、地方で暮らす上で必要となってくるスキルを経験しています。身体を使うので大変な面もありますが、青空の下で働く気持ち良さ、1日が終わった時の心地よい疲れは何とも言えません。
奥様
私は、アスパラガス農家への新規就農を目指し県の里親制度を利用して師匠農家さんの農園で修行させて頂いています。朝の早起きが少しつらいですが、太陽の動きに合わせた生活は健康的で、毎日の日の出の美しさには飽きが来ません。虫は苦手ですが、目を細めて何とか格闘しています(笑)小さなスキルを少しづつ身につけて、昔の人がそうだったように色々な事が出来る生活力のある広い意味での『百姓』になりたいです。
●飯島町のいい所と飯島町のこれからについて教えてください●
飯島町は、生活に困らない便利さと豊かな自然が丁度良い距離間の町です。
いいところは水、食べ物が美味しい、景色が綺麗なところや、方言が柔らかく、子供たちが挨拶してくれることです。これからの飯島町については、ウィズコロナの時代で地方移住が再考されているので少しづつ移住者が増えてより活気づいてほしいです。
●移住してよかったエピソードを教えてください●
・野菜のおすそわけがあること!
農家さんのお手伝いをすると美味しい野菜をたくさんもらえることがあります。日々の食卓は肉魚以外、飯島産です。水も美味い!
・自然を身近に感じられること!
高いビルや騒音がほとんどないため、山の景色、桜、田んぼ、霧、鳥の鳴き声、カエルの鳴き声等々、自然の素晴らしさを感じられます。
・美味しいケーキ屋さんもあります!
甘いものは大事です。
・キラキラしている人が沢山いること!
いろいろな夢を実現して輝いている先輩移住者が沢山おり、いいお手本になります
・通勤ストレスが全くないこと!
往復2時間の電車通勤が今は車で5分。それだけで幸せ。家で3食家族そろって食事できます。
●移住を考えている方に向けてメッセージをお願いします●
移住後の相談ができる人が居るという事はとても重要だと思うので、事前リサーチを十分に行って、信頼できる人脈を作っておくことが良いかと思います。
実際に移住候補地に足を運ぶことによって自治体のカラーも見えてくるので自分の理想とする移住に沿ったものが見つかるのではないでしょうか。
また、お金のこと、仕事のこともしっかり考えておくと良いと思います。夫婦2人長年会社勤めのサラリーマンだった為、2人揃って会社を退職するのは勇気の要ることでした。ですが、夫婦で先々の事などもよく話し合って今の生活スタイルに落ち着きました。
まだ新しい生活はスタートしたばかりなので、色々迷ったりチャレンジしたりしながら、自分達なりに人生楽しみたいと思います。
最後に…
移住に限らず新しいことを始めるには勢いとタイミングも大切です!
準備は大事ですが慎重になりすぎるとタイミングと ときめきを逃します。