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    移住者体験談

    Vol.8須坂市で頑張る新規就農者を支える家族/「先輩方を見習っていけば大丈夫!とイメージが出来ました」

    神奈川県 須坂市 教育・子育て農林業・自然と働く

    岩城由佳利さん

    移住先 須坂市
    移住年月 2014年4月
    家族構成 本人、夫、長男(3歳)、次男(1歳)
    職業 農業
    先輩方を見習っていけば大丈夫!とイメージが出来ましたの画像

    先輩方を見習っていけば大丈夫!とイメージが出来ました

    先輩移住者として移住希望者にメッセージはありますか?と質問したところ、一度、意外な顔をされたので、これから移住を考えているひとたちから見れば貴女はもはや移住の先輩ですよ、と申し上げたところ、それまでの笑顔に戻って「特別なことは何も…、子育てしかしていないのですよ」という控えめな言葉。
    今回お話しを伺った岩城由佳利さんは、ご結婚をされた直後にご主人が就農へと動き出すや、またたく間に移住が決まり、さらにはその間に最初のお子さんを授かって身重の身体でお引越し。
    まるでジェットコースターのような流れで現在の暮らしに至るまでの状況やご自身の心境などをお聞きしました。


    ●夫が農業を目指すまで
    最初のきっかけがなんだったのかは覚えていないのですが、漠然と老後は田舎暮らしや農業もいいな、くらいには思っていました。
    夫は医療機器メーカーで働いていたのですが、自分で作ったものを売ってみたいと考えるようになり農業に関心を深めていったようです。
    そんな暮らしのなかで、歯車が回り出したのは、私たちが結婚してまもなくのこと。
    夫が『新農民になろう』という新規就農者へのインタビューをまとめた本に出会ったときからです。
    その本で紹介されていた長野県内の脱サラ農家さんの記事に感銘を受け、実際に会いに行って話を聞き、「新農業人フェア」にも足を運ぶようになりました。
    そのように過ごすうちに、長野県でぶどう農家になるということに目標を定めたようです。

    ●どうして須坂を選んだのか
    須坂以外にも県内のぶどう産地へ足を運びました。その中から須坂に決めた理由は、市の担当の方が熱心に対応してくださったことが大きかったと思います。
    また、既にIターン移住して農業里親研修を受けて就農した先輩がいるということで、この地域は移住者を受け入れ農業後継者として育成していく流れが出来ていると思いましたし、そんな先輩方を見習っていけば大丈夫だろう!とイメージすることが出来ました。

    ●須坂で生活してみて良かったこと
    車が必需品ですが、それはとってもラクなことだと思います。
    なぜかというと、都会と比べ、駐車スペースに困ることもないし、道も車が多すぎることもないし運転しやすいです。
    臥竜公園など緑の多い広い公園や親しみやすい動物園など、子供連れで楽しめる場所がたくさんあります。
    私はペーパードライバーでしたが、須坂ではすぐに車を運転することに慣れることが出来ました。
    また、家から出たところは畑の中の農道なのですが、ここからは山がきれいに見えて癒されます。
    この景色を見ると、移住してもうすぐ4年になろうというのに、今でもまるで旅行をしているときのように心がわくわくするんです。

    ●インタビューを終えて
    由佳利さんに移住希望者へのメッセージをお聞きしたところ、冒頭のように「子育てしかしていない」という答えが返ってきました。
    須坂に移住するときは第一子を身ごもっていて、移住直後に出産のため一時的に東京の実家で過ごし、須坂に戻ってから初めての育児に奮闘しているうちに第二子を授かり出産の前後をまた実家で過ごす、ということを繰り返していたということで、今ようやく一息つけているところ、ということだそうです。
    確かに由佳利さんからは移住に対する気負いのようなものは全く感じられませんでした。
    それは、結婚・出産・育児という女性としてのライフステージの変化の中にたまたま「移住」とご主人が選んだ転職「就農」が含まれていただけのことなのかもしれません。
    伴侶と共に家庭を築き人生を歩んでいく上で、どんな仕事をし、どこで暮らすことになったとしても、一番大切なものは変わらない、という潔さのようなものが感じられました。

    葡萄屋iwaki
    Email:budouya.iwaki@gmail.com
    Tel:026-405-6631
    〒382-0000 長野県須坂市大字八町706-10


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    ※岩城さんは、平成29年度長野県園芸特産振興展第50回うまいくだものコンクールぶどうの部(ナガノパープル)で、最高賞である農林水産大臣賞を受賞しました。

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