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移住者体験談

こどもと楽しみながら学ぶ

東京都 大町市 子育て仕事・起業

田澤康彦さん、苺禾(まいか)さん御家族

移住先 大町市
移住年月 2011年11月
年代 30代
家族構成 夫婦とこども3人の5人家族
職業 草木染製品の企画、製作、販売など
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信州で知ったものづくりの面白さ

 家の目の前で育てたマリーゴールドや、近所に生えているススキ、ヨモギ、オオマツヨイグサ、ヤシャブシなどを使って、生地や毛糸などを染めているのは夫の康彦さん。大町市美麻大塩地区の自宅敷地内にある築80年の蔵をリノベーションした染色工房で、窯に薪をくべて染める。地域の水と、そこで育った草木が生み出す色合いは、自然の力を宿しているようで、やさしく、そしてたくましい。
 草木染の作品は、靴下やワンピースなどの衣類のほか、手ぬぐいやこども服、ニット製品など。妻の苺禾さんの企画デザインで、夫婦のユニット作家「solosolo」としてクラフト展などに出展し販売する。「草は玄関を出てすぐに手に入る。水も豊富。洋服などを、自分で好きな色に染められる。その〝ものづくり〟の楽しさにのめりこみました」と語る表情はとても素敵だ。

いつかは田舎暮らし…夫妻の夢が重なったの画像

いつかは田舎暮らし…夫妻の夢が重なった

 東日本大震災の母子一時避難で信州・安曇野を訪れた苺禾さん。滞在は2週間で、池田町にある自然農やパーマカルチャーを実践するゲストハウスだった。そこでの人々の暮らしぶりに驚き、そして魅了されたという。
 一方、結婚当初から「いつかは田舎暮らしを」といい続けていたのは康彦さんの方だったそう。苺禾さんの返事はいつも渋いものだったが、休みごとに地方を訪れて畑や田んぼなど様々な体験を重ねた。母子避難の経験を経て「どうせいつか行くのなら、信州」と心が決まり、すぐに友人の伝手で大町市美麻地区の知人宅へ身を寄せた。八坂の市営住宅へ入居が決まったのは、その冬を迎える前の11月頃だった。

活動拠点としての自宅兼工房の画像

活動拠点としての自宅兼工房

 草木染を本格的に生業にしようと美麻地区の築50年の家を大町市の「マイホーム取得助成金」を活用し購入。市営住宅に住みながら康彦さんが中心となって修繕を行い、2013年の秋に引っ越した。間仕切りを取り払い、建具をリユースして、キッチンとの境におしゃれな窓付の壁を作った。今も年1か所を目標に改修しながら住んでいるという。
 蔵を改築した染色工房には、こだわって買った窯を据え付けた。苺禾さんは母屋を拠点に活動し、野菜スタンプを用いたかわいらしいこども服なども手がける。
 現在では、染色の請負やインターネットサイト上での販売、地域の店舗での委託販売など販路を広げるようになっている。

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大変なこともあったけど…

 こどもたちが通う美麻小中学校は小中一環の義務教育校だ。「少人数で良い関係があって、指導も行き届く。最初〝無理〟と思っていた漢検にも先生方のフォローで受かることが出来ました」と話す。自然を観察したり、虫を捕まえたりと楽しみながら学ぶ姿はこどもらしくほほえましい。
 「田舎暮らしは思ったより忙しい。畑もすごく広い。何をやるにも大変」と言う。こども同士の家が遠く、遊ぶときも習い事も車での送り迎えが基本。病院も遠い。「だからこそ自分たちで健康も気遣うし、歩くし、除雪もしなきゃいけない。そうやってこの地域の人たちは、体を使って暮らしていて、結果、元気なんじゃないかなって思うようになりました」と語る。「大変だけど、もし東京に帰ったらって考えると…もう満員電車には乗れないよねぇ」と笑いあう姿は、もうすっかりこの土地の人だ。

地域との交流、生活が学びの場の画像

地域との交流、生活が学びの場

 夫妻が「味噌・しょうゆネットワーク」と呼ぶ仲間家族で、同じ麹屋に依頼して、仕込み方などを教えてもらう。4世帯ほどが集まって加工所を借りることもあるそうだ。この日は一年間それぞれの家庭で発酵させたしょうゆを搾るために隣町の搾り師を呼んでいた。田澤家の庭に小さなこどもたちも集まり「これ舐めてもいい?」と興味津々。
 solosoloの製品にも地域との交流がみえる。「お年寄りたちは暮らしの知恵や技術が豊富」と縫製は地域のおばあちゃんに依頼しているそう。仕事を通じて知り合った地域の人との交流から様々なことを吸収している。
 「こどもたちには、地域外で習い事をさせたり、たまには都会を見せることでバランスよく育って欲しいと願っています」

【移住をお考えの方へ】
 「やってみたいことを実現するにはまず、体験することが第一歩。出来るだけ多くの時間を作り、市民農園や市営住宅などに住んでみるのはいい方法のひとつだと思います」

solosolo HP
http://solosolohome.wixsite.com/xxxx

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