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移住者体験談

暮らす、生きる。阿智家族

愛知県 阿智村 農業・林業

小塚英且さん(愛知県) 品川 雄さん(東京都)

移住先 阿智村
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なぜここに移住して農業を始めようと考えたのだろうか。

阿智村伍和地区で農業を営む小塚英且さんと品川雄さんは、大学の同じサークルで知り合った仲間。とはいえ、阿智村はおろか南信州に縁のなかったふたりが、なぜここに移住して農業を始めようと考えたのだろうか。

山小屋で働きながら見えてきたこと。の画像

山小屋で働きながら見えてきたこと。

 サークル仲間であると同時に、ふたりの接点は家族全員が“山”好きだったことにある。大学卒業後、山小屋で働いていた経験があるのも興味深い。

 小塚  「穂高の山小屋で働いて4年目頃だったでしょうか、楽しいけれど家庭を持ったら続けられる仕事ではないなと感じていました。山小屋での食事は冷凍がメインでしたから、やはり自分で作って、自然の中で生活できるという想いの先に農業があったわけです」

 品川  「わが家は、両親が音楽家でありながらワンダーフォーゲル部で出会った山好きのふたり。私も山が大好きになり、三俣山荘という北アルプスにある山小屋で3シーズン働きました。4ヶ月の短い営業期間で四季のうつろいを感じることができ、その環境の中で多くのことを学びました。一生の仕事として働きたかったのですが、季節労働であるゆえの不安定さもあり、続けるかやめるかとても悩みました。四季の変化を肌で感じながら自分を表現することができる″農業〞は素晴らしい仕事だと思い、有機農業が盛んに行われている埼玉県小川町で農業研修を受けることにしました」

気心知れた仲間が近くにいたらよりおもしろいことができるかもしれない!の画像

気心知れた仲間が近くにいたらよりおもしろいことができるかもしれない!

 小塚  「僕が農業研修に行ったのは、大分県でした。農業実習をしながら九州全域から広島あたりまで就農できる場所を探しましたが、どうも見つからない…。そんなとき、阿南町に別荘のある知人がお知り合いを通して阿智村役場を紹介してくれたんです。他の市町村ではさんざん資金について尋ねられたり、営農の難しさを説明されたりでしたが、阿智は当時の担当の方が寛大だったのかな…。それに、有機農法で指導を仰げる環境であったことも大きいかもしれません」


 品川  「彼が阿智に暮らすことに決めたと聞いて、研修中の休暇を使って遊びに行きました。信州といっても北アルプスの山ばかり登っていたので南信には縁がありませんでしたが、阿智村が大学時代を過ごした名古屋と実家がある東京の間に位置していること、気候が野菜栽培に向いていて景色がとても良く、そしてなにより人がとても温かい!気心の知れた仲間が近くにいたら、よりおもしろいことができるかもしれない!そう思って、1ヶ月ほど通って自分も阿智村への移住を決めました」

いろいろなものを“農”と組み合わせることによって、農業や阿智を多くの人に身近に感じてもらえたらなぁと思っています。(品川)の画像

いろいろなものを“農”と組み合わせることによって、農業や阿智を多くの人に身近に感じてもらえたらなぁと思っています。(品川)

 「何農家ですか?と尋ねられたときに、自分はこの作物で勝負してますというものを持ちたいと思ったんです。やるならその作物で日本一になりたいと思い、この阿智村という場所の気候や標高を最大限に生かすことができる″ズッキーニ〞を選びました。出荷時期の長さ、色や形の豊富さ、出荷量、指定のサイズなど、オーダーすべての要望に応えたいと思って栽培しています。また、自分が企画したライブや兄のコンサート会場で、栽培した野菜を販売しています。食と芸術ってとても繋がりの深いもの。いろいろなものを″農〞と組み合わせることによって、農業や阿智を多くの人に身近に感じてもらえたらなぁと思っています」

暮らし自体が生きることそのもの。だから、職業は“百姓”と言っているんです。(小塚)の画像

暮らし自体が生きることそのもの。だから、職業は“百姓”と言っているんです。(小塚)

 「少量多品目でじかにお客様に届けるスタイルを大切にしています。家の周りの農地を中心に、年間で60〜70種ぐらい作っているでしょうか。就農1年目から、名古屋で週末に開かれているオーガニックマーケットで、お客様とじかに会話しながら販売しています。

 職業は?と聞かれると“百姓”と答えています。百姓って農業だけにとどまらず何でもやる。生きること、暮らすことすべてが職業というイメージ。今の自分は、まさに暮らし自体が生きることそのものですから。ふたりの子どもたちは2歳と、5ヶ月。この子たちがこの地で何を見て、どう育っていくのか楽しみにしているんです」

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