須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 94 -No.横町/蔦屋茶店3代目代表取締役 岡田宗之さんお茶屋さんの在り方と須坂の在り方蔦つた屋や茶ちゃ店てんは、1919年に創業した老舗のお茶屋です。蔦屋茶店はお茶屋ですが地域の方が訪れる憩いの場にもなっています。蔦屋茶店の3代目で代表取締役である岡田宗之さんに蔦屋茶店の歴史や地域のお茶屋さんのあるべき姿についてお聞きしました。●蔦屋茶店の歴史「あと4年で100周年を迎えます。初代がお茶屋を始める時、長野市に蔦屋というお茶屋さんがありました。初代がそこで修行し、暖のれん簾分けをしてもらい開業しました。『蔦』というのは、よく伸び、縁起が良いところからの由来です」●若い人にお茶のおいしさを伝えたい「ティーパックとお茶っぱで入れたお茶を飲み比べてみたらお茶っぱの方が断然おいしいです。理由はうま味成分の抽出のしやすさだと思います。今後は、若い人達に対してお茶っぱで入れるおいしさを伝えたいという思いがあります。そこで、お手軽に美味しい水出し煎茶が作れるボトルを販売しています。ワインボトルに似て、とてもおしゃれです。水出しにすると渋みがなく、カテキンという成分が少なくなり甘みがでて飲みやすく美味しいです」●商店街のお茶屋としての在り方「ここまで続いた理由は、庶民に愛されたお茶の文化があるからです。当然、商品を売らなくては商売は成り立ちませんが、商店街の一角にあるお茶の専門店として気軽においしく飲んでいただく場で在りたいと思います。そのような場を通して自然にお茶を好きになっていただき親しんでいただければ嬉しいですね」

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