須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 86 -No.須坂市観光協会常務理事 平井敏嗣さん暮らし観光須坂への挑戦平成26年から須坂市観光協会に戦略アドバイザーとして加わり、現在、常務理事として仕事をされている平井敏嗣さんです。平井さんは40年ほど鉄道関係の仕事されており、上諏訪駅長時代には住民の方と協力し、駅内に温泉露天風呂を設け話題を集め活躍されました。平井さんに、須坂市観光の目指すべき姿についてお聞きしました。●須坂市観光協会の常務理事として「私は、松本など県内のJRの駅長の仕事の中で、地域の観光協会と一緒に仕事をしたりイベントや宣伝の仕事をしていました。それを活かし出身地である須坂のために何かお役にたてないかと思い須坂市観光協会の仕事させていただいています。今年の3月には、須坂市観光協会の約120人の会員と事業総会を開催しました。須坂の観光については『住んでよし訪れてよし』のまちづくり、つまり生活文化観光に取り組んでまいりたいと思っています。須坂ならではの風情、歴史、文化、生活に触れていただく暮らし観光須坂をめざします」●須坂の観光の魅力「須坂は製糸業、精密部品の産業の発展と共に時代を経てここまで来ました。そのお陰で、観光産業にそこまで力をいれなくても発展することができました。時代の変化とともに、須坂も変わり10年前に比べると観光客は減少傾向にあります。須坂は、隣の長野市の善光寺のように秀でた観光資源はありません。そのため地域の方が今ある観光資源を見つけ、守り、育て、磨かなければいけません。観光という切り口からみると小布施と比べると遅れています。逆にそのことが良いことだと思っています。観光地化されてない須坂にとって何ができるかと考えた時、いらっしゃった方が住んでいる暮らしに、心が触れる旅であれば、リピーターになっていただけます。ですから須坂の人の魅力がキーポイントです」

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