須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 78 -No.豊丘上町/新規就農田中哲さん久子さん新規就農者の田中哲さんと奥様の久子さんです。ご夫婦は埼玉から引っ越し、豊丘上町で築93年の古民家を自ら改修し、2人のお子さんと山羊などの動物と暮らしています。●移住のきっかけ「キャンプに行くのが好きで『いつか、空気や景色がきれいな所で、ゆっくりと丁寧な暮らしがしたいね』と主人と話していました。古民家が好きで、一年ぐらい色々な地域を回り、須坂にとても素晴らしい古民家を発見し、すぐに決めました。私達は、プロが改修した家があまり好きではなく、手作りの良さを出したかったため、自分達で改修しようと決めました」と、久子さんは話してくれました。そして哲さんは、市の新規就農者里親制度を活用し、果樹農家である古川さんのもとで学んでいます。農業をはじめたきっかけは「元々、植木屋をやっており樹木に触れる仕事だったため、農家も近いところがあるのではないか」と話し、里親の古川さんは「哲君は、先を予想して仕事ができる人で、仕事をおぼえるのが早く、期待しています」とおっしゃっていました。●地域との関わり哲さんに地域との関わりについて聞いてみたところ「引っ越して来たばかりの頃、家に帰ってくると、近所の方が大根や白菜などを家に置いてくださったり、娘たちに対しても、りんごや手作りのお菓子を持たせていただくなど、とても感謝しています」とお話しされていました。地域に溶け込むのに苦労はされなかったですか?とお聞きしたところ「できるだけ地域にお役に立ちたいと思っているので、町の行事には出るようにしています。こちらから積極的に関われば、地域の方は、優しく接してくださいます」と笑顔で語ってくれました。手作りの暮らし

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