須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 74 -No.峰の原高原/ぼっけ山荘オーナー大倉英一さんロッジ・ペンションオーナーという生き方峰の原高原スキー場へ向かう道から別荘のある山林に入ると、ポツンと一軒のロッジがあります。「ぼっけ山荘」はオープンして25年目のロッジ。東京生まれ東京育ちの大倉オーナーは、前のオーナーから引き継いで、ロッジを始められたそうです。●常連客からオーナーへ「このロッジには、サラリーマン時代に15年近く常連客として通っていました。夏と秋と冬に遊びに行き、夏はテニス、秋はきのこ採り、冬はスキーをしていました。そんな中、いつか自分も脱サラをして、ロッジやペンションをしたいと思うようになりました。根っからの東京育ちで、山への憧れもあったからだと思います。当初は峰の原ではなく、白馬や那須高原、裏磐梯などのロッジやペンションを調べていました。ですが、なかなか思った物件が見付からず、そんなことを前のここのオーナーと話していたら、偶然オーナーもロッジを売ろうと考えているということだったので、思い切って、そのまま引き継ぐことにしたんです」●宿泊業5割 副業5割の生活「ペンションやロッジの経営は繁忙期と閑散期がはっきりしています。長期休みをとってゆっくり過ごす人もいれば、遊びに行く人もいます。期間がはっきりしているので、副業などもしやすいです。ペンションやロッジもブームの時と比べると、繁忙期の収入だけでは、生活に必要な売り上げを稼ぐことが難しくなってきています。時代に合った経営の手法が必要なように、ペンションやロッジの経営もただお客様を泊めるだけではなく、経営手法を工夫する必要があります。例えば、繁忙期や閑散期に限らず、在宅でできるIT関係の仕事、芸術家のアトリエ兼画廊、喫茶店、レストラン、ケータリング、仕出しなど、考えればその可能性は多岐に渡ると思います。私たち夫婦も現在副業をしながらロッジを営んでいます。専門技術や手に職のある方で、縛られない自由な時間の使い方を求める方ならば、ペンションやロッジの暮らしは向いていると思います」

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