須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 70 -No.峰の原高原の第2ペンションエリアに鮮やかな緑色のペンションがあります。ペンションスタートラインのオーナー、古川さんご夫婦は、東京から移住をして、峰の原高原でペンションを営んでいます。オーナーの古川さんは、昆虫や魚が大好きで、水槽や虫かごがたくさん並ぶ、秘密の地下室まであります。虫好き、魚好きのお客様も全国から泊まりに来るそうです。ペンション経営や峰の原高原での暮らし、子育てについてお伺いしました。●家族で始めたペンション経営「私は、父の影響から、よく一緒に釣りや昆虫採集に出掛けていました。実家は、東京のど真ん中でしたので、辺りには自然が無く、自然豊かな所への憧れはありましたね。そんな中で、私が大学を卒業して少し経った、昭和61年10月に家族で峰の原高原にペンションをオープンしました。父は仕事が忙しく、基本的には東京で働いていましたが、母が厨房を担当し、兄が接客、そして私はその2人のフォローをしていました。私は虫や魚が好きだったので、住むなら海沿いか、雑木林や川のあるところが良かったのですが、峰の原は、真逆の環境でした。また、就職せずにそのままペンション経営をすることに関して、戸惑いはありませんでした。私自身や私の家族も、就職に関しては、サラリーマンでなければいけないという考えもありませんでした。ペンション経営も、始めてみたら楽しいもので、生活には満足していました」●夫婦二人でペンション経営へ「その後、兄は父の仕事の手伝いで東京に戻ってしまい、母と私でペンションを切り盛りしていたんですが、母が年末に大けがをしてしまったんです。幸い、大事には至らなかったのですが、母にこれ以上負担を掛けられないという思いもあったので、私が宿を経営することにしたんです。平成2年に結婚し、夫婦二人でペンションを営み始めました」峰の原高原で子育て峰の原高原/ペンション スタートライン古川茂紀さん

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