須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 67 -No.人を語る●ペンション経営「ペンションブームは、私が開業した当初から徐々に下がっていました。それでも、当時は生活していくため様々な工夫を凝らし、副業などもしました。10年前には峰の原高原にクロスカントリーコースが整備され、中高生や大学生、実業団の陸上合宿の団体が峰の原高原で高地トレーニングを行うようになりました。それにより、今までのお客様は、観光、避暑やウィンタースポーツがメインだったのですが、そこに新しい人の流れが加わり、ペンションの営業も多様化しました。私は、陸上合宿などの団体の受け入れを積極的に行っております。合宿に来た子どもたちは元気よく、トレーニングの時の真剣な眼差しや、はしゃいでいる時の笑顔を見ると、私自身も元気になります。当初、思い描いていたペンション経営とは違いますが、ペンションの経営手法も多様化していいと思いますし、私自身もやりがいを感じています」●子育てについて「峰の原高原の子どもたちは、みんなスキーが出来ます。それは、菅平小・中学校の授業にスキー科目があるからです。峰の原高原に来た当初は、子どもたちも滑れませんでしたが、今では私より上手です。また、子どもたちも、宿泊のお客様に可愛がっていただき、幼いうちから色んな世界を知ることが出来ます。ペンションは、色んなお客様が訪れるので、子どもの視野を広げる意味で、子育てにも良いかもしれません」●峰の原という地域「峰の原高原は、ペンションと別荘以外にも住宅として住んでいる人もおられます。ですが、ここに住んでいる人は峰の原の景観の良さを感じて移住していますので、建物には統一感があり、エリアとして景観が整っております。そして、周辺にペンション業以外のお店が一軒も無いのが特徴です。宿泊業だけにとらわれず、更に違ったアプローチから峰の原で業を起こせる方でしたら、峰の原での暮らしは、十分に可能性があります。ただ、須坂市同様に、知る人ぞ知る地域に留まっているのが現状です。ですが知っていただく機会さえあれば、アクセスも良く、様々な可能性を感じます。実際に来てその可能性を感じてほしいです」(平成27年2月インタビュー)山の宿 木ままhttp://yamano-yado-kimama.com/住所:須坂市峰の原高原3153-729☎ 0268-74-3908

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