須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 58 -No.本上町/ゲストハウス蔵オーナー 山上万里奈さん世界中の旅人と須坂をつなぐ宿山上さんがゲストハウスを開業したのは平成24年。明治時代に建てられた古民家をほぼ自分たちの力で改修したそうです。宿の名前はゲストハウス蔵。敷地内にはカフェも併設しています。●日本語教師として活躍須坂生まれの山上さんは、高校まで須坂で過ごし、大学に進学。大学では、日本語教師の面白さを知り、卒業後は、日本と海外で日本語教師として活躍しました。当時赴任先だった中国では、夏休み中にいろんな場所を巡り、その頃からゲストハウスを利用するようになったそうです。「宿泊料が安く、いろんな人と話せて面白いという理由で泊まっていました。ゲストハウスをやろうなんて、当時はまったく考えてもいなかったですよ」当時のことを振り返り、山上さんは語ってくれました。●宿泊業への魅力ゲストハウス開業のきっかけとなった出来事は転職。日本語教師以外の仕事で、社会人経験を積みたいという思いからの決断だったそうです。日本に戻って転職した先は、旅館での接客の仕事。「当時、海外からの宿泊者の対応をできる人がいなくて、私が対応していたのですが、その仕事が楽しくて、お客さんと接する仕事も楽しいと思ったんですよ。また、その中で、自分でやるならもう少し小さい規模で、とことんお客さんの相手ができる仕事がいいなと思いました」忙しくも充実した旅館での仕事の中で、徐々にゲストハウス開業への気持ちが高まっていったそうです。そして、旅館での仕事が終わるころ、山上さんは休む間もなく、ゲストハウス開業に向けて動き出したそうです。●ゲストハウス蔵を開業 「自分の思い描く宿の開業を目指して、東京都の品川にある、ゲストハウスオーナーの為の修行場で、丁稚奉公をお願いしました。修行先では、お店のコンセプトや経営のノウハウなどを勉強させていただきました。須坂で開業した当初も、いろいろとアドバイスを

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