須坂市移住応援book スザカで暮らす
37/140

- 36 -No.大谷町/北信ファーム北澤孝典さん今年の4月に須坂にUターンしりんご農家を始められた北澤さん。大学卒業後、長野県の信用金庫に10年勤められもっと経済規模の大きい仕事をしたいと思い、神奈川県横浜市に本社をおく銀行に転職。横浜の銀行では頭取から表彰を受ける程のスーパー銀行マンでした。●農家を始めたきっかけ「横浜で生活していて、須坂で食べてきたりんごが都会では流通していないと感じた事と、東日本大震災を横浜で経験して食料が流通しなかったり、スーパーに行ったら食品が置いてない事で食と農業の大切さを感じた」とのこと。北澤さんはその後、農業で起業する事を決意。決断のあと行動が早く、2012年に農業法人で生産・総務・営業活動に2年間従事し今年の4月、りんご農家として独立しました。●一緒についてきた奥様の感想「主人を見ていると、進む方向を自分で決めて実現していくような気がします。ついていくのに不安はありましたが、今ではそのような所を尊敬しています。横浜の生活は、施設などが整備されていて暮らしやすかったです。子育て中のお母さん達と友達になって、今も良い関係が続いています。子育てについては、横浜も大きい公園などがあり良かったのですが須坂は身近に自然があり、子どもが自然に触れ合う機会があるので横浜よりも須坂の方が子育てしやすいです」●銀行で培った能力×農業北澤さんは、農業を始める時に収益計画、資金計画、マーケット調査、経営戦略まで考えられていました。そして、営業方法も以前、勤めていた神奈川の銀行の支スーパー銀行マンからりんご農家に

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です