須坂市移住応援book スザカで暮らす
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No.- 24 -境沢町/株式会社相崎電機製作所社長 池田英平さんものづくり人材の原石磨き●リーマンショックを乗り越え成長し続ける相崎電機製作所「2002年に父親が亡くなり29歳で社長になりました。社長になったばかりの2年間は景気が良く、各産業向けの金属部品が売れていて私の能力にあまり関係なく会社は伸びて行きました。2008年にリーマンショックがあり売上が半分になりました。この状態が、半年間続けば会社が潰れることを覚悟しました。会社が潰れたら残された社員はどうなるのか?リストラはしたくなかったので真剣に考えました。仕事がないため週休4日(木~日)を休みにし雇用を維持しました。市の中小企業緊急雇用助成金を活用し、社員研修を取り入れたりもしました」●逆境を逆手に取り、社員のスキルアップに努めた「リーマンショックという外的要因でほとんどの製造業が落ち込みました。しかし、相崎電機製作所はひとつの業種ではなく様々な業種の方とお付き合いをしていたため、徐々に取引企業が回復の兆しを見せると自然に立ち直っていきました。また、研修を取り入れたおかげで社員の意識が変わり業務の改善活動に積極的に取り組むようになりました。しかし一番変わったのは私です。経営者としてさらに強く芽生え、10年~20年後の会社の未来を考え、今、会社に何が大切か考えるようになりました」●長野県ものづくりマイスター制度「日本のものづくりのエンジニアは凄いと思います。社員を見ていても細かい事もできるし、妥協も許さない。なのに社会的にあまり認められていないことが残念です。すごい技術があるのに、ものづくりのエンジニアが認められない社会だと日本のものづくりは厳しくなると思います。

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