須坂市移住応援book スザカで暮らす
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- 15 -No.仕事を語る野辺町/GARDEN SOILガーデナー 片岡邦子さんGARDEN SOILhttp://soilgarden.exblog.jp/住所:須坂市野辺町581-1☎ 026-215-2080片岡邦子さんは、市内野辺町でナチュラルガーデン「GARDEN SOIL」(ガーデンソイル)をパートナーの田口さんとともに営まれています。片岡さん達は、東京都出身で、インテリアデザイナーとして活躍していましたが肉体労働で汗を流す人間らしい暮らしがしたいという思いがあり、庭作りができるところに移住を決意。須坂で見つけた土地は百ど々ど川がわの扇状地にあるため、砂利でいっぱいだった土壌をシャベルで整備。土にもこだわり、堆肥を使い、植物栽培に適した土に変えました。ガーデンソイルという名前もソイルというのは、英語で土という意味であり園芸は土作りが大切であることからその名を付けました。そして、10年以上が経過し土にこだわった事もあり、植物本来の生命力を感じられるナチュラルでワイルドなガーデンへと成長しました。「有機土壌のおかげで、植物は自分の意志で種をこぼしたり、きれいに咲いたり枯れてしまったりするのでそれを調整して庭作りをしていきます。あまり消毒をしていないので虫だらけです。土壌の中には、ミミズがたくさんいて、もぐらがミミズを食べるために穴を掘るのですが、その穴にネズミが入り、根や球根が食べられてしまう事もあります。インテリアは作り直す事ができますが庭は自然に逆らえず、1年に1度しか結果を見ることができません。しかし、そこが哲学的でおもしろいんですよ」片岡さんは、自然に翻弄される喜びを見出しているようです。 (平成26年10月インタビュー)自然との対話の中で作られるガーデン作り

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