おたりで暮らす 移住ガイドブック
8/20

ボクは小谷うまれ小谷そだちだ!は27年前に小谷に住んでいたことがあるんです」と剛したのをきっかけに未就園児の親同士の繋がりを作る「ひなたっ子の会」を結成。子どもたちと育てたお芋で作ったおやつを地区の収穫祭で振る舞うなどの活動をしています。それは土谷地区の伝統文化・食文化を伝えていく「つなぐ会」発足へと繋がりました。「子どもからお年寄りまで気軽に話せる。年齢の垣根がないのが小谷の良さ。そしてトラブルにも臨機応変に対応して瞬間瞬間を楽しめる。そんな気持ちを持った人にはこの暮らしはいいと思います」。さん。大網地区にある冒険を通じた人間教育を行う日本アウトワード・バウンド協会(OBS)の開校メンバーとして働いていたとのこと。その職を離れ首都圏に戻っていた時に、山を通じて薫さんと出会い、結婚。2007年に再び小谷での生活を始め、駿平くんも誕生して、現在は土谷地区の古民家で3人で暮らしています。 加藤さん一家が住む家はたまたま不動産屋で見つけたもので、特に場所に強いこだわりはなかったと言います。土谷地区の太田集落は三世代で暮らす世帯もあり、比較的若い人も多いそう。集落行事の参加率も高め。「今思うと彼がいたから、地域の方々がオープン集落のおじいちゃんおばあちゃんに声をかけられて、のびのびと育つ駿平くん。子育てには最高の環境。に接してくれているのかも。ありがたい存在ですね」と駿平くんを見るおふたり。 とはいえ、嫁いできたり移住したり、他所から来た同世代の母親同士はなかなか話す機会がなかったそう。薫さんが集落支援員にそのことを話北アルプスを眺めて暮らしたいと思っていた剛さん。今は近くの山の風景の魅力を感じるとか。移住前の居住地:埼玉県/千葉県    移住した年:2007年前職:登山用品店勤務(剛さん)、 福祉関連施設勤務(薫さん)Case:02 加藤 剛さん・薫さん・駿平くん「実8

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です