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    移住者体験談

    須坂市地域おこし協力隊 日下未夕の 「峰の原高原へお出かけください♪」ペンションってこんなところvol.8『ぺンションきら星』

    東京都 須坂市 教育・子育て信州で働く

    湊さんご夫妻

    移住先 須坂市
    職業 ペンション
    ●お客さん同士が交流できる宿泊施設にの画像

    ●お客さん同士が交流できる宿泊施設に

    こんにちは、峰の原高原地域おこし協力隊の日下です。
    6月下旬になりましたが、梅雨で肌寒い日が続いています。峰の原高原の梅雨は、独特の“ジメジメ”や“ベトベト”を感じることなく過ごしやすい日々です。また、あやめが見頃を迎え、緑が広がるゲレンデに彩りを添えています。
    今回もペンションオーナーやオーナー夫人と話して感じた“このペンションってこんなところ”を紹介します。今回は『ペンションきら星』さんです。

    ペンションきら星のオーナー湊さんご夫妻は、東京都から須坂市峰の原高原に移住し、1997年7月に賃貸のペンションで開業しました。そして二年半後の1999年11月、「やはり自分たちの宿を持ちたい」という思いから空き家になっていたペンションを購入、修繕し、「ペンションきら星」を開業しました。
    旅好きな湊さんご夫妻。お互いに若いころからユースホステルを利用した旅を通して、お互いが「いつかお客さん同士が交流できる宿泊業をやってみたい」と思っていたそうです。素敵なことにお二人でその夢を実現されました。

    ●子どもの宿泊も大歓迎!の画像

    ●子どもの宿泊も大歓迎!

    約20年前に開業したペンションきら星。当時の峰の原高原にはすでにたくさんのペンションがありました。しかしその中でも、「子ども大歓迎」を大きく打ち出しているペンションは少なかったそうです。以前はスキー場に託児所があったこともあり、小さいお子さんがいる家族のお客さんが一定数いたこと、湊さんご夫妻の子育ての時期とリンクしたこともあり、「子ども大歓迎」をペンションのテーマにしました。離乳食、アレルギー食にも対応しています。
    ご自慢のプレイルームは半地下にあり、なんと22畳という広さ。色々なおもちゃとたくさんの種類の本があります。ここにあるおもちゃの中には、常連のお客さんが「おさがり」としてくれたものもあるそうです。また、トランポリンやスラックラインなど大人でも一度はやってみたい!と思うものもあります。床全体にじゅうたんが敷いてあり、とんでも!はねても!転んでも!安全安心な空間です。
    「当時、離乳食を用意していたお子さんがもう成人しています!大人より子どもの人数の方が多いという時期もありました!」近年では、半地下の涼しさを生かし、夏の陸上合宿でミーティングルームとして利用されたり、音の漏れが少ないことから楽器の練習に利用されたりすることもあるそう。使い方は無限大です。

    ●お客様と一緒に採ってきたものを料理します!の画像

    ●お客様と一緒に採ってきたものを料理します!

    ペンションきら星では、峰の原高原の標高だからこそできる山菜採りや根曲がりだけ採り、きのこ狩りのガイドをしています。危険を伴うため興味があっても採りに行きづらい根曲がりだけやきのこを、お客さんと一緒に安全で楽しく採りに行き、それを調理してお料理に出すのがきら星流。オーナーが採ってきたものを調理して出すペンションはありますが、“一緒に採りに行って食べる”というペンションは珍しいのです。きのこの季節は採ってきたものをそのままお鍋にして堪能することができます。
    湊さんご夫妻は元々きのこに詳しかったわけではなく、ある時、玄関先にきのこが出ていて「これは食べられるの?」となったことをきっかけにコツコツ調べたり勉強会に参加したりして詳しくなったそう。どこに、どんなきっかけがあるかわかりませんね。

    ●行きたいと思ってもらえるような発信を、楽しめる範囲での画像

    ●行きたいと思ってもらえるような発信を、楽しめる範囲で

    「ペンションきら星のこれからは?」
    ―「お客さんに心配させるようになるとアウト。サービス業として掃除や食事で手は抜けません。宿泊業のメリットは予約制だからロスがない、待ちぼうけもない、在庫を持つ必要がないということです。ただ、昔は泊まることが目的だったけれど、最近は泊まること以外に目的がないと来ないので、人が来る目的が必要です。“自分が行きたいって思うところってどんなところ?”と言われて思い浮かべるところは、何かで見て、聞いて、“良さそう”って思ったところ。行きたいって思ってもらえるような発信を自分たちが楽しめる範囲でやっていきます」


    「若い世代へメッセージをどうぞ!」
    ―「資金面に余裕のない若い世代にとって、空きペンションを買ってペンション業を始めることは現実的ではありません。夢と現実の差があります。ですが、人間はだんだん億劫になっていくから若いうちに何かを始めることが大事です。 “そこ聞く?”というような大人になると聞きづらいところも若いうちに聞いちゃえばいいんです。人生は何があるか分からないから“何年後○○行く!”というより、活動的に、やれることをやれる範囲内でやること、我慢しないことが大切です。“何年後”が元気かどうか分からないね」

    ●おわりにの画像

    ●おわりに

    ブログにInstagram、Facebook、とてもこまめに発信されています。ペンションきら星ってどんなところ?オーナーはどんな人?SNSを見ると確実に伝わってきます。今回きのこの話題について紹介をしましたが、きら星さんのお料理は旬のものをふんだんに使っていて、五感で楽しい!と私は思います。そのあたりもぜひSNSからうかがえると思いますのでチェックしてみてほしいです。話し声と笑顔あふれるペンション。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

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    ペンションきら星ホームページ
    https://www.p-kirabosi.jp/
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