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    移住者体験談

    須坂市地域おこし協力隊 日下未夕の 「峰の原高原へお出かけください♪」ペンションってこんなところ『時空の杜』

    千葉県 須坂市 信州で創業

    ペンションオーナーの中澤さん

    移住先 須坂市
    家族構成 夫婦
    ●峰の原高原に訪れたその日に虜になりました!の画像

    ●峰の原高原に訪れたその日に虜になりました!

    こんにちは、峰の原高原地域おこし協力隊の日下です。6月に入り、峰の原高原ではツマトリソウやスズランなど白色系のお花が咲き始め、見上げる木々は新緑に包まれています。
    今回もペンションオーナーやオーナー夫人と話して感じた“このペンションってこんなところ”を紹介します。今回 は『時空の杜(そらのもり)』さんです。


    時空の杜のオーナー中澤さんご夫妻は、千葉県にお住まいで、2015年6月に峰の原高原でペンションを開業しました。千葉県市川市の林間施設が売却されることを知り、友人と施設を訪れた際、昼間の快晴、夜間の星空、峰の原高原の一番上に位置するという立地から、その場所の“虜”になったそう。その虜になった場所こそ、現在の『時空の杜』です。中澤さんはペンションに宿泊経験があり、ペンションを経営する人たちは何かしらの“こだわり”を持っていることを確信していたため、峰の原高原の良さ、ペンションの良さを確立し、峰の原高原をブランド化したいと考え開業しました。

    ●広大な敷地と格別の眺望の良さを感じられるペンションの画像

    ●広大な敷地と格別の眺望の良さを感じられるペンション

    時空の杜の第一印象はやはり広い、大きい、というその規模。旧林間施設ということもあり、広大な土地に大きな館、そしてバーベキュー場やバンガローなど施設が充実しています。
    また、峰の原高原で最も眺望の良い「サンセットテラス」よりもさらに高い時空の杜からの眺めは格別です。「外が気持ちの良い季節になると知らない方が駐車場でお弁当を食べていることが何度かあったわ」と、ご夫人。これを拒むこともなく「どうぞ、ごゆっくり」と。ステキです。
    メインロッジの玄関を抜けてダイニングの扉を開けると全面ガラス張りの窓。窓の外にはシラカバなどの樹木が目の前に広がり、部屋に居ながらにして、外にいるかのような開放的な体感を得られます。新緑の季節はもちろん、雪化粧の季節は特に圧巻の光景と私は感じました。また、奥のテーブルの上には「クリスタルボウル」という楽器が置かれ、ダイニング内に響く穏やかな音色が時空の杜によくなじみます。

    客室にはベッドだけでなく、団らんできるスペースがあります。
    広い施設ならではの客室。プライベートな空間でゆったり過ごすことができそう。

    ●究極の朝食を提供しますの画像

    ●究極の朝食を提供します

    建築家でもあるオーナーの中澤さん。現在も現役で、平日は首都圏で建築関連の仕事を、週末は峰の原高原で宿泊業をしています。
    「移住をしていないからこそココを客観視でき、魅力を発見したり、他の地域と比較したりできる」と中澤さん。
    首都圏と行き来がある中澤さんだから気づくことができ、住んでいると当たり前になりがちなことを当たり前とせずに人に伝えることができる。そういう視点が大切だと改めて感じました。

    「ペンションの楽しみの一つ、食事。こだわりはありますか?」
    ―「作り手がワクワクするお料理。食材も生きているから、作り手の楽しさはきっと食材も喜び、いい食事を提供できる。お料理の最中に“こっちの方が楽しそう!”と思ったら変更するし、“もうひと手間加えたら、もっとこうしたら楽しくなる!”と思えばやってみます」
    「泊まった方が最後に召し上がる朝ごはんは大切にしています。究極の朝食を提供するため、手は抜きません」
    時空の杜では、“おすそ分けプロジェクト”という、中澤さん夫妻が愛するもの、大事に思えるものをお客さまに提供するために食材となる野菜などを育てるところから始めています。また、“素食”という見た目がシンプルで素材を活かした丁寧なお料理を学び、提供できるようにしています。

    「規模が大きいからこそ心掛けていることはありますか?」
    ―「ココは家族経営ではないためペンション業ではなく、“社会”。家族経営ではないからこそ規律性、厳しさ、優しさ、愛があります。従業員は、家族であり子どものような存在で、時間があれば夢や未来について語り分かち合います。そんな“人を育てる”のが時空の杜です」
    以前に伺った際に、従業員さんとの距離感がとても程よく感じられたことがありました。企業は仕事ができる人材を育てるけれど、時空の杜はその人自身を育てる。中澤さんのお話を聞いて、思わずガッテン。

    ●訪れたくなるような場所にの画像

    ●訪れたくなるような場所に

    「時空の杜のこれからは?」
    ―「ペンションでもホテルでも旅館でもない“ココは時空の杜”。時間と空間を超えて過ごすことができる場所。色んな人が色んな人と色んなことをする場所にしたいです」

    「これからの峰の原高原についてどのように想いますか?」
    ―「合宿場にならないための地域づくりが必要。来訪者が増えること、つまり訪れたくなるような場所でありたいです」

    ●おわりにの画像

    ●おわりに

    臓器を活性化する手法や感情を含めた浄化法を学ぶ「プチ断食リトリート」は、外部から講師を招き、季節に合わせ二泊三日で行っています。一度日常から離れてリセットしたい方におすすめです。峰の原高原ならでは、時空の杜ならではの過ごし方。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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    時空の杜ホームページ
    http://www.soramori.info/
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